TRT療法の効果の近況
TRT療法を受けてからでも、耳鳴りというものはあるにはあります。特に気にはしていませんが、気になるものでもなしという感じです。
耳鳴りが気になった頃には非常に苦しかったのですが、気にならないことに慣れてしまえば、たまに「耳鳴りはあるなぁ」という自覚はあるものの、耳鳴りが苦しいということはありません。
耳鳴りを気にならなくするという治療の効果は今でも続いているのだと思います。
さてさて耳鳴りについては良いのですが、聴力というのはどんどん衰えているものです。歳が嵩んでいくわけですからね。当然ですが体の機能というのは徐々に衰えていって仕方がないです。
コストコで聴力検査
今日コストコに行った時に、「聴力検査が無料です」という看板につられて聴力検査を受けてみました。コストコでやる聴力検査、なかなかどうしてその辺りの耳鼻科でやるものよりすごいです。
純音だけを聴く聴力検査ではなく、骨伝導検査もあり、言葉の認識検査もある聴力検査でした。1時間ぐらい時間がかかってしまったのが困ったものなのですが。
結果は提示されるだけで、プリントして渡してくれるわけではありません。
自覚しているとおり聴力は落ちていました。左など中程度の難聴。おわっ、かなり悪いな。
補聴器のデモ機を体験
タダで聴力検査だけをやるわけではないのです、販売店なのですから。ついでに、「補聴器のデモができますよ」でした。もちろん押し売りや強引な販売の勧めはありません。ちゃんとした補聴器は、ちょっとした衝動買いで買える金額ではありませんからね。強引な押し売りをして変な印象を与えることは逆にマイナスです。
コストコでお試しした補聴器のデモ機 イヤホンが小さく、パイプが細いので付けていてもほとんど違和感がないので素晴らしかった。 |
装着感
しかし、買い物をしている間、補聴器を試しにつけてみることができるのです。最新の良い補聴器。素晴らしいですね。
まず装着感がほとんどない。つけていることを忘れてしまってなくしそうな気がして怖いですが。
音を聞いた感じ
耳が悪いので普段は静かな世界に生きています。外で雨が降り出しても、その音に全く気づかないくらい。目覚まし時計の音で目を覚めるのは諦めた(というよりも睡眠時間できっちり目が覚めるのだが)。とにかく音が静かな世界から、補聴器を両耳に付けてみると、周りの人の会話の最後まで聞き取れてしまう。すれ違う人が何を話しているかもわかる。まるで聖徳太子にでもなった気分だ。
「視力が良くて、これで聴力まで良くなったらどうするんだ」などと冗談が言えてしまうほどだ。
聖徳太子になる必要は全くないのだが、他人の会話を聞き取れる能力も特に必要としていないので、この補聴器の機能は必要なのかというのは少々疑問ではあるが、「良いものは良いのだろう」と感激はした。
まだ必要ないかな
会議とかで相手の言葉を受け取って、即時に反応を返さなければいけないという時には補聴器は必要だろう。それぐらい聴力は低下している。(そういう時ように、特に悪い左耳だけ8万円くらいする補聴器を購入して用意はしている。)
レストランでウエイレスさんが話しかけることはほぼ聞こえなかったりするが、聞き直せばいいだけだし、雨を音で気づかなくても外に出て目で見ればよいわけだし、重要な仕事の場以外で、耳が悪いために静かな世界に住んでいるということはあまりマイナスとは思っていない。
なんでも自分が今ある状況をポジティブに解釈してしまえば良いのだ。
両耳で30万円の補聴器が必要なのかというと、まだそこまでは思っていないのだ。
お試しした補聴器は非常に良いものだったので、必要な時が来れば少々無理をしても買うことがあるかもしれないが、今日のところは丁重にありがたくお礼の言葉を述べてお返しするにとどまった。